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タイトル [1544][TENNIS FAN] 全日本特集 #9 女子シングルスは大前が初優勝。男子決勝は内山−綿貫の対決に
配信日時 2016年10月29日21時00分00秒
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━━━━━━━━ 三菱 全日本選手権 特集増刊号 2016/10/29 #9 ━━━━━━
                            
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◇女子シングルスは大前が初優勝。男子決勝は内山−綿貫の対決に----------◇

【10月29日 第8日】
女子シングルス決勝は、第3シードの大前綾希子(島津製作所)が第12シードの
今西美晴(島津製作所)をストレートで下して初優勝を飾り、優勝賞金400万円
を獲得した。男子シングルス準決勝では、第2シードの内山靖崇(北日本物産)
と第14シードの綿貫陽介(グローバルプロテニスアカデミー)が勝ち上がった。
前年王者の内山は2年連続の決勝進出、18歳の綿貫陽は2度目の出場で初の決勝
となる。男子ダブルスでは前年優勝の綿貫裕介(橋本総業ホールディングス)/
綿貫陽の兄弟ペアが、第1シードの今井慎太郎(東通産業)/内山組に逆転勝ち
して決勝に進んだ。

◇女子シングルスは大前が今西を下し初の栄冠に輝く----------------------◇

[女子シングルス決勝]
〇大前綾希子(島津製作所)6-4,6-4 ●今西美晴(島津製作所)

■同じ京都生まれの同学年で7、8歳ごろから知っているという2人が、全日本
の決勝という大舞台で顔を合わせた。大前は「わくわくとうれしさがいっぱい」
だったというが、立ち上がりは硬さが傍目にもはっきりとわかるほどだった。3
年前にも決勝を経験している今西の手堅いストロークを前に、強打のミスが目
立った。

■1−4と簡単にリードを許すと、「今西選手の(プレーの)テンポがよくて、
彼女のペースだった。自分が攻めなきゃと思った」。思い切りのいいフォアを軸
にしたプレーを徐々に発揮し、キープできたことで流れを変えた。相手の深い
ボールをしっかりつなぎ、好機と見れば両サイドへ攻める。5ゲーム連取の逆転
でセットをものにした。第2セットも0−4と同様の展開になったが、「無我夢
中だった。最後まであきらめない気持ちだけは強い」と大前。球威で押し込み、
左右に振ってラリーの主導権を取り戻し、追い上げられて焦りの見える今西から
6ゲームを連取した。

■全日本ジュニアなどのタイトルを取ってきた23歳は、格別な優勝が決まると
コートにしゃがみ込んで泣いた。「ここまで来るのにいっぱい迷惑を掛けたので、
ちょっとだけ恩返しができたと思って…」。コーチやトレーナー、両親や親友も
見守った。昨年、骨折で戦列を離れた辛い時期にも励まし合ったのが、この日の
試合相手。悔し涙を流していた今西とネットをはさんで、しっかりと抱き合った。
大前はコート上のインタビューで「今日は私が勝ちましたが、これからも切磋琢
磨してグランドスラムに一緒に行けたらいい」と話した。世界ランキングは246
位。賞金400万円も遠征費に充てるという。

■今西美晴の話「リードした時にもう一つギアを上げて、中に入って打つ自分の
プレーをしておくべきだった。最後は大前さんに勢いがあったので、うまく対応
できなかった。負けた瞬間に、悔しすぎて泣いた。(2度目の準優勝で)意外に
優勝させてもらえないな」                 (早川 忠宏)

◇関口が果敢に攻めるも、内山が2年連続決勝進出を決める----------------◇

[男子シングルス準決勝]
○内山靖崇(北日本物産) 6-3,7-5 ●関口周一(Team REC)

■「サーブの差ですか」。この夏、軽井沢フューチャーズで内山に敗れた関口が
漏らした。その差を埋めることができるかが、この準決勝のテーマだった。チャ
レンジャーなどでスケジュールが重なることも多く、練習もよく一緒に行う。
「お互い、手の内は分かっている」と両者は口をそろえる。関口はチャンスと見
ると果敢にネットに詰める。サービスダッシュも試みる。サーブのスピード、パ
ワーで劣る分を補うべく、積極的に仕掛けていった。

■内山は前日の関口を見て、「いつもよりアグレッシブにきている」と感じてい
た。とはいえ「オールラウンダーで何でもできる。驚きはなかった」。何より自
分のサービスゲームが安定していた。エース8本、ブレークポイントは一度も与
えていない。対する関口のサービスエースは0。第1サーブのポイント獲得率も
内山の86%に対し、関口は62%。数字を見ても、サーブの差は埋まらなかった。

■第2セット5−5で迎えた内山のブレークポイント。ネットに詰めた関口だが、
鮮やかなパスを決められた。自分の立てた戦略通り戦ったが、5連敗中の内山の
壁はやはり高かった。敗れた関口は、休む間もなく、チャレンジャー大会に出場
するために、今夜の便でオーストラリアへ向かった。     (小島 宣明)

◇18歳の綿貫が小ノ澤を下し、初の決勝進出------------------------------◇

[男子シングルス準決勝]
〇綿貫陽介(グローバルプロテニスアカデミー) 6-3,6-2 ●小ノ澤新(イカイ)

■緩急をつけたプレーというべきだろうが、極端に思えるほどにショット、プ
レーに強弱をつけた18歳の綿貫が、10歳年上の小ノ澤を圧倒した。序盤は緩い
ショットに強打を織り交ぜて変化をつけて小ノ澤のミスを誘った。小ノ澤にラ
リーの主導権を握られて、大きくフォアに振られた場面では、目の覚めるような
カウンターをダウンザラインに打ち込んだ。第1セットのセットポイントでもク
ロスのラリーからバックのダウンザラインを鮮やかに決めた。

■プレーのギアを上げたのは、第2セット第3ゲームで自分のサーブをブレーク
されてからだ。ストロークのスピードが上がり、ネットプレーでもポイントを奪
い、直後にブレークバックを果たすと、第5ゲームではサービスエース3本を決
めるなどして簡単にゲームをキープ。続く小ノ澤のサービスでは、強打に相手の
逆を突くショットも駆使して、このセット2度目のブレークを果たして、試合の
流れを引き戻した。

■綿貫が記者会見で、勝負所で奪ったサービスエースを解説した。「最初のほう
に配球を絞らせないようにしておいて、エースを狙えるようにスピード、コース
を変えていった。狙い通りです」。綿貫は勢いではなく、緩急をつけたプレーの
駆け引きと、ち密な試合の組み立てで勝ち上がっている。

■シングルスの試合後には、ダブルス準決勝で内山靖崇(北日本物産)のペアと
対戦、逆転勝ちして「前哨戦」に勝利した。この試合では大会に入って調子の上
がらなかったフォアに本来の当たりが戻ってきた感触もつかんだ。「ダブルスで
調子が上がることが多かった。昔から、ダブルスで負けていない相手には絶対に
負けない、という気持ちがある」と綿貫は言う。「今年は全日本ジュニア(18歳
以下)のタイトルを取っているので、大人のタイトルを取ったら面白いんじゃな
いかな」。18歳にはこれまで誰も達成したことのない「偉業」が見えているよう
だ。                            (谷 祐一)

【最終日のみどころ】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昨年覇者の内山靖崇に18歳の綿貫陽介が挑む

■男子シングルス決勝は、前年覇者で第2シードの内山靖崇(北日本物産)と、
第14シードの綿貫陽介(グローバルプロテニスアカデミー)の対決となった。
シード順位は大きく違うが、両選手とも失セット0で4試合を勝ち抜いた。内山
が優勝すれば、男子シングルスでは08、09年以来の添田豪以来の連覇となる。18
歳6か月の綿貫が優勝すれば、1989年に谷澤英彦が17歳9か月で優勝して以来、
27年ぶりの10代選手の栄冠となる。

■内山は関口周一(Team REC)との準決勝を「理想を言えばもう少し攻めたかっ
た」と振り返った。準決勝まで「納得できるいい試合だったと言えるものは一つ
もない」。そう言いながら、勝ち上がりは危なげなかった。「自分としては
“もっと”という欲がある。それは明日、頑張ればいいかなと」。そんな思いを
秘めた、辛口の自己採点だろう。

■綿貫は3回戦で第1シードの守屋宏紀(北日本物産)、準々決勝で第5シード
の竹内研人(北日本物産)と上位シードを続けて破って勝ち上がった。なかなか
絶好調宣言は出なかったが、土曜日の男子ダブルス準決勝で内山組を破り、シ
ョットに手応えを得たという。「ダブルスで負けていない相手には絶対負けない
という気持ちがあるので、多分勝てるんじゃないか」と強気な言葉も聞かれた。

■全日本選手権のタイトルだけでなく、デビスカップ出場など、実績では内山が
大きく上回る。しかし、綿貫陽には先週の大阪市長杯世界スーパージュニアで優
勝するなど勢いがある。大舞台で力を出す図太さも持っていそうだ。両者とも
サーブとフォアハンドが武器で、バックハンドも安定している。綿貫陽は若いが、
技術的に大きな欠点はないと見ていい。どちらが勝つにしても、見どころの多い
試合となるのは間違いない。

■男子ダブルスでは、綿貫裕介(橋本総業ホールディングス)、綿貫陽組が2連
覇を懸けて、奥大賢、長尾克己(ともにエキスパートパワーシズオカ)組と対戦
する。女子ダブルスでは、今西美晴(島津製作所)と組んだ大前綾希子(島津製
作所)が単複2冠を懸けて第3シードの宮村美紀(フリー)、波形純理(伊予銀
行)組と対戦する。                    (秋山 英宏)
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◆NHK BS1 放送予定
男子シングルス決勝 10月30日(日)11:00〜
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