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タイトル [1883][TENNIS FAN] 三菱全日本選手権特集 #7 女子単4強は清水、村松、澤柳、松田。男子単は徳田、上杉らが8強入り/第7日の見どころ
配信日時 2018年11月01日21時00分00秒
配信数 13858

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━━━━━━━━ 三菱 全日本選手権 特集増刊号 2018/11/1 #7 ━━━━━━
                            
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◇女子シングルス4強は清水綾乃、村松千裕、澤柳璃子、松田美咲
 男子シングルスは第2シードの徳田廉大、第7シードの上杉海斗らが8強入り

【10月30日 第4日】
女子シングルス準々決勝では、第1シードの清水綾乃(Club MASA)が第9シー
ドの本玉真唯(フリー)を下し、第8シードの村松千裕(グラムスリー)は第4
シードの井上雅(テニスラウンジ)に逆転勝ちした。14年大会準優勝の第15シー
ド、澤柳璃子(リンクス・エステート)は第6シードの内島萌夏(昭和の森ジュ
ニアテニススクール)に辛勝で4年ぶりのベスト4進出。ノーシードの松田美咲
(亜細亜大)は昨年準優勝の第7シード、秋田史帆(橋本総業ホールディングス)
に競り勝った。男子シングルスでは、第2シードの徳田廉大(フリー)、第7
シードの上杉海斗(江崎グリコ)、第12シードの仁木拓人(三菱電機)、第16
シードの羽澤慎治(慶応義塾大)がベスト8に進んだ。男子8強はシード勢が独
占した。混合ダブルス決勝は、第1シードの清水悠太(三菱電機)/清水綾乃組
と島袋将(早稲田大)/澤柳璃子組の顔合わせとなった。

[女子シングルス準々決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○澤柳璃子(リンクス・エステート)[15] 7-5,7-5 
●内島萌夏(昭和の森ジュニアテニススクール)[6]

■内島は昨年、高校1年生で全日本ジュニア18歳以下を制し、今年は岐阜のIT
F8万ドルで準優勝、アジア大会代表にも抜擢された17歳の逸材だ。澤柳は今年
5月から高校のテニス部のコーチに就任、今後も現役を続けるか明確には決めな
いまま、今大会に臨んでいる。「1日でも長くここで頑張りたい」と、3回戦で
は第2シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス)をフルセットで振り切っ
た。7つ年下の内島にも「岐阜で準優勝、成績が出ているのは知っている。チャ
レンジャーとして臨むだけ」と全力で挑んだ。

■小堀との3回戦と同じように、高い弾道のボールやスライスもまぜて緩急をつ
け、ハードヒットが持ち味の内島を揺さぶった。内島は試合後、「色々、打点の
高さを変えられた感じがした。自分のやりたいテンポでできなかった」と悔し
がった。澤柳は右太ももをテーピングで固めていたが、その影響を感じさせない
動きを見せた。「気合いで乗り切った」と澤柳。影響はあったはずだが、だから
こそ「自分でエネルギーを出していかないと勝てない」と気合いを入れたのだ。
迫力に押されたのか、内島がチャンスボールを決め損なうシーンも多く、澤柳が
要所を押さえた。

■全日本選手権では、経験のある選手が若手の勢いを封じる場面がよく見られる
が、その典型のような試合だった。大きなポテンシャルを秘める内島だが、戦術
面でも、「勝負に負けたくないという気持ち」(澤柳)も、相手に及ばなかった。
                              (秋山 英宏)
[女子シングルス準々決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○松田美咲(亜細亜大) 7-5,6-3 
●秋田史帆(橋本総業ホールディングス)[7]

■大学2年の松田が、秋田との激しいラリー戦に打ち勝った。2人の打ち合いは、
低い弾道のスピードボールが速いテンポで行き交った。昨年準優勝の秋田のパ
ワーに押される場面もあったが、苦しいところで強引にはいかず、チャンスを待
つプレーができた。松田は「相手のペースにはまって苦しい場面もあったが、
しっかり耐え抜いて、第2セットでは自分のやるべきプレーをしっかりできた」
と試合を振り返った。

■今年のインカレ・シングルスで決勝に進みながら準優勝。大学対抗王座決定試
合も、決勝の早大戦で第1シングルスに出場して敗れていた。「インカレ、王座
の最後の最後で、良くない試合をして負けていた。そこからの練習でダメなとこ
ろを直してきた。今回はやってきたことを出そうと気持ちを切り替えられたので、
ここまで来られた」。以前だったらどんなボールでも強打していたが、今大会は、
冷静にスピンボールを挟むなどしてラリーに持ち込んで、ポイントにつなげるプ
レーが増えてきた、という。

■2回戦で第3シード、3回戦で第14シード、そして準々決勝で第7シードと、
シード勢を連破した。松田は「ちょっとびっくりの部分もある」と言いながらも、
「ベスト4に入って、残りも勝たなければいけないという気持ちが増えました」
と、更なら高みへの意欲が強くなっている。大学生の準決勝進出は10年大会の桑
田寛子(当時、早大)以来、8年ぶり。大学生の決勝進出なら、98年大会で準優
勝だった大学の先輩、岡本聖子以来になる。           (谷 祐一)

[女子シングルス準々決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○村松千裕(グラムスリー)[8] 5-7,7-6(5),6-2 
●井上雅(テニスラウンジ)[4]

■第1セットは4−1と先行したが、逆転を許し、第2セットも1−5と、あと
がなくなった。「第1セットは途中からプレーが硬くなってしまい、第2セット
も引きずってしまった」と村松。しかし、「自分のプレーができていなかったの
で、このままでは終わりたくなかった」。成長したディフェンス力で相手の強打
をしのぎ、丹念にコースをついて相手を動かし、チャンスをつくった。5ゲーム
連取で追いつき、タイブレークを制してセットオールに戻した。

■第3セットは冒頭のゲームでブレークに成功、自身のサービスゲームは一度も
落とさず、6−2と圧倒した。「開き直って自分から打っていけた。相手に攻め
られていたので、自分で攻めて動かしていくしかポイントを取る方法はない、と
覚悟を決めてできた」という村松の会心の逆転劇だった。

■上位シードを倒し、初の4強入り。「勝っても負けても、自分のテニスをしっ
かり出して終われるようにしたい。そこは今日よりもできるようにしたい」。逆
転勝ちの勢いと大苦戦した反省を、次の準決勝に生かすつもりだ。(秋山 英宏)

[女子シングルス準々決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○清水綾乃(Club MASA) 6-1,7-6(3) ●本玉真唯(フリー)

■良くも悪くも清水が主導権を握った試合だった。第1セットはフォア、バック
の強打で本玉を振り回し、圧倒した。第2セットも2ゲームを連取したが、ここ
から清水が変調を来した。勝ちを意識して緊張したのだという。「私は緊張する
と、打たなくてもいいボールまで無理して打ってしまう。緩急をつけることがで
きなくなって、ただ攻めるだけになって、ミスが増えてしまう」。言葉通りの展
開だった。それまで面白いようにライン際に決まってショットが、サイドライン
を割り、ベースラインを越えた。

■5ゲームを連続で落として、2−5と追い込まれた。「もう第2セットは取ら
れたな、という気持ちになったら、逆に落ち着けた」。清水はここから「最終
セットに、いいテニスで入れるように」と考えてプレーしたというが、力みが抜
けると再び強打が入りだし、ムーンボールやドロップショットなど、相手が崩し
にかかってきたボールにもうまく対応できた。6−6からのタイブレークでも主
導権を握り、最後はフォアの強打で試合を締めた。20歳の第1シードは「第2
セットの内容に納得いってないので、自分的には不本意」と不満気だった。
                               (谷 祐一)
[男子シングルス3回戦]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○上杉海斗(江崎グリコ)[7] 6-7(4),6-4,6-4 ●福田創楽(イカイ)[9]

■今年4月に対戦した時には7−5、7−5のスコアで福田が勝っていた。2時
間40分の消耗戦の末、今度は上杉が雪辱した。左利きでフォアを得意とする福田
のバックを狙いながら、自分の武器である回り込んでのフォアで相手フォア側に
も打ち込んだ。「春に負けている相手だったので、作戦としっかり準備して、そ
れが出せた。長い試合になったが、最後までやることを貫けた」。最終セットは
ともに疲労の色が濃かった。福田は足にけいれんが来ていた。「自分も余裕がな
かったが、相手の仕草で相当きているのは分かったので、落ち着いてできたのは
よかった」。サービスゲームでは、力を込めて打ち込むサーブと、組み立てを考
えて確率重視でコースに入れていくサーブをうまく混ぜて、第7ゲームでのブ
レークを守り切った。準々決勝は慶大の後輩になる羽澤慎治と当たる。「彼は不
得意なところが無くて、サーブも強いしボレーもできる。勢いに乗られると怖い
選手」と羽澤を分析したが、「相手に関係なく、自分のプレーをするだけ」と自
らに言い聞かせた。                      (谷 祐一)

[男子シングルス3回戦]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○羽澤慎治(慶應義塾大学)[16] 6-3,6-3 ●越智真(江崎グリコ)[3]

■羽澤はスピードを生かしてチャンスを作り、ネットでフィニッシュする形が理
想。一方の越智は、ベースラインでの粘り強いプレーが持ち味。対照的なプレー
スタイルが噛み合い、見応えのあるラリーが続いた。ただし、スコアの上では羽
澤が常に優位に立った。第1セット冒頭のサービスゲームは落としたが、0−1
から4ゲーム連取で流れを引き寄せ、第2セットは冒頭のブレークで前のセット
につかんだ勢いを加速させた。

■「初戦の2回戦は緊張もあって力が入り、動きが硬かったので、今日はリラッ
クスしてやることを意識した」と羽澤。越智は弾道の高いトップスピンでスロー
ペースに引き込もうとしたが、羽澤がそれを許さなかった。第16シードが第3
シードに挑む戦いは接戦が予想されたが、トータルポイント(総得点)でも66対
46と、下位シードが圧倒。羽澤は「しつこくやってこられたが、力まず、焦らず、
じっくりやって、要所で前に出る展開が増やせた」と快勝の味を噛みしめた。
                              (秋山 英宏)
*[ ]内の数字はシード順

【第7日の見どころ】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■女子シングルス4強は、98年生まれの20歳が3人に、94年生まれの澤柳璃子
(リンクス・エステート)という顔ぶれになった。松田美咲(亜細亜大学)が唯
一のノーシード、決勝の舞台を経験しているのは14年準優勝の澤柳ひとりだ。

■第1シードの清水綾乃(Club MASA)は「考えたくないが、考えちゃうところ
もある」と、トップシードの重圧を感じながらここまで勝ち上がった。準決勝は
第8シードの村松千裕(グラムスリー)との同年代対決になった。相手のテク
ニック、戦術の多彩さは認めた上で、「私は相手に関係なく自分のプレーをする
だけだと思っている」と真っ向勝負の強打で挑む。

■第15シードの澤柳は、第3シードの加治遥(島津製作所)、第7シードの秋田
史帆(橋本総業ホールディングス)らを破って勝ち上がったダークホース、大学
生の松田の挑戦を受ける。澤柳は「楽しんでやっている。優勝は意識していない。
一つ一つ頑張る」と準決勝にも無心で臨むつもりだ。

■男子シングルスはベスト8が出そろった。ドロー表の上半分では上位シードが
順当に勝ち上がったが、下半分では第12シードの仁木拓人(三菱電機)と第16
シードの羽澤慎治(慶應義塾大学)が8強に食い込んだ。仁木は第2シードの徳
田廉大(フリー)と対戦する。羽澤は大学の先輩にあたる第7シードの上杉海斗
(江崎グリコ)に挑む。「胸を借りるつもりでいくが、上に見過ぎることもなく
思いきりできると思う」と意気込む羽澤に対し、上杉は「勢いを出させると怖い
選手だが、止められるようにやりたい」と、後輩の挑戦を受けて立つ覚悟を決め
ている。

■第4シードの清水悠太(三菱電機)と第8シードの関口周一(Team REC)は、
多彩なテクニックと戦術を持つ選手同士の対戦。引き出しの種類と駆け引きの妙
味を堪能できるはずだ。第1シードの伊藤竜馬(北日本物産)は、今年躍進した
第6シード、田沼諒太(ワールド航空サービス)の挑戦を受ける。(秋山 英宏)
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※スケジュール、ドローはこちらから
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[三菱 全日本選手権93rd]
開催日:10月27日(土)〜11月4日(日)
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