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タイトル [1885][TENNIS FAN] 三菱全日本選手権特集 #9 女子単は第1シードの清水が初優勝。男子単は第1シードの伊藤と第2シードの徳田が決勝へ/最終日の見どころ
配信日時 2018年11月03日20時00分00秒
配信数 13860

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━━━━━━━━ 三菱 全日本選手権 特集増刊号 2018/11/3 #9 ━━━━━━
                            
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◇女子シングルスは第1シードの清水綾乃が初優勝
 男子シングルスは第1シードの伊藤竜馬と第2シードの徳田廉大が決勝へ--◇

【11月3日 第8日】
女子シングルス決勝は、第1シードの清水綾乃(Club MASA)が6−0、7−
6(6)で第15シードの澤柳璃子(リンクス・エステート)を破り、初優勝を
飾った。20歳の清水は混合ダブルスとの2冠。24歳の澤柳は、14年大会に続く2
度目の決勝でも準優勝に終わった。男子シングルス準決勝では、第1シードの伊
藤竜馬(北日本物産)と第2シードの徳田廉大(フリー)が勝ち上がった。30歳
の伊藤は5年ぶり5度目の決勝で、2度目の優勝を狙う。20歳の徳田は初の決勝
進出。女子ダブルス準決勝では、ともにノーシードの内島萌夏(昭和の森ジュニ
アテニススクール)/林恵里奈(福井県スポーツ協会)組と寺見かりん(テニス
ユニバース)/首藤みなみ(スポーツクリエイト)組が決勝に進出した。

[女子シングルス決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○清水綾乃(Club MASA)[1] 6-0,7-6(6) ●澤柳璃子(リンクス・エステート)[15]

■「緊張が終わったなと。一段落してホッとしています」。日本一の喜びを披露
するウィナーズスピーチで、清水が本音をもらした。それくらい、緊張感との戦
いがつらかったのだろう。今大会は第1シードの重圧との戦いだった。「考えた
くないけど考えちゃう」「勝ちを意識するところがあって、ミスが増えた」。記
者会見のたびに、そんな言葉を口にした。第15シードの澤柳との決勝は、前半と
後半でまったく別の試合だった。前半は本来のプレーを出せたが、第2セット第
7ゲームから清水の苦闘が始まった。

■第1セットは6−0と圧倒、第2セットも5−1と王手をかけた。しかし、
5−2からのサービスゲームを40−0としながら落としてしまう。6度あった
マッチポイントを生かせなかった。この第8ゲームは「悪い内容ではない」と受
け止めた。自分の攻めはできていたからだ。だが、しばらくして、悔いが頭をも
たげた。「マッチポイントでミスをしたことを悔やんでしまった」。これだけ
チャンスを逃しては、さすがに切り替えは難しかった。

■5−1から4ゲーム連取を許したが、最後はタイブレークをものにした。「消
極的になったところに相手が攻めてきた。最後まで積極的には行けなかったが、
タイブレークは(そこまでの)流れは関係ないと思っていた。相手のプレーにつ
いていって、とりあえずコートに入れて、走ろうと考えていた」。積極的にはな
れなくても、現状を受け入れたことが功を奏した。立ち直った澤柳の前に受け身
のプレーを強いられたが、窮地で頭のスイッチを切り替えられたのが勝因だろう。

■「第1シードとして出場し、相手に向かってこられる戦いが多く、そこで勝ち
切れたのは自信になる」と清水。全日本選手権は世界への登竜門と言われ、タイ
という清水には、難関をクリアした自負とここで得られた自信が大きな財産にな
るだろう。

■14年と同じ準優勝の澤柳「最初は手も足も出ず、0−6、0−6で終わるのだ
けは避けたかった。彼女の良いプレーが多く、どうポイントを取っていいか明確
に分からずに終わってしまった。いいコースに打っても、さらにいいコースに
返ってくる。ボールの深さもほかの選手と違う。テニスに限らず、勝負は負ける
と悔しい」                         (秋山 英宏)

[男子シングルス準決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○伊藤竜馬(北日本物産)[1] 6-4,6-3 ●関口周一(Team REC)[8]

■準々決勝で6−0,6−0、勢いに乗る関口の技巧を、第1シードの伊藤がパ
ワーで封じた。第1セットは一時、5−1まで離した。サーブとリターンの威力
にものを言わせ、ラリーの序盤で主導権を握った。5−2からのサービスゲーム
でダブルフォールト3度と、突然乱調に陥ったが、すぐに立て直し、第2セット
は危なげないゲーム運びだった。このセット、ファーストサーブ時のポイント獲
得率は100%、相手に一度もブレークポイントを与えなかった。

■「しっかり戦えた」と伊藤。関口がバックハンドスライスなどでペースを変え
ても、落ち着いて対応した。「僕と対戦する選手は大体ペースを遅くしてくるの
で、その準備はできていた。攻め急がず、付き合って、チャンスがあるときは相
手を振る気持ちは持てていた。そこをクリアすれば、相手は何もできなくなる」。
第1セットの終盤を別にすれば、伊藤の言葉通りの試合内容だった。どっしりと
した、相手に自分の強みを見せつけるようなプレーだった。

■8度目の出場だった13年に初優勝したが、それまで準優勝が3度と、全日本選
手権の難しさをたっぷり味わった。その反省を生かし、今回は「(独特の)雰囲
気に飲み込まれずにできている」。30歳、ベテランと呼ばれる年齢になった伊藤
が、静かに決勝に勝ち上がった。               (秋山 英宏)

[男子シングルス準決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○徳田廉大(フリー)[2] 7-6(3),6-4 ●上杉海斗(江崎グリコ)[7]

■ペースを落とした打ち合いに持ち込んで、粘って相手のミスを引き出す――。
徳田が狙い通りの展開で、初めての決勝進出を果たした。いつもは速い展開でど
んどん攻めてくる上杉が、立ち上がりはじっくり打ち合ってきた。最初のポイン
トでラリー11本が続く意外なスタートで、いきなりブレークされたが、「冷静に
やるべきことを再確認した」と徳田。第2ゲームでそれまで以上に足を動かして、
左右に振ってくる上杉のショットを返し、焦れた相手のミスを引き出してブレー
クバックした。

■試合が進むにつれて、ラリー戦でなかなかポイントの取れない上杉が、ウイ
ナー狙いのショットを多用するようになった。速い展開でネットにも挑んできた。
「僕が攻められて動いて返球して、向こうが決めるかミスするか。それとたまた
ま入る(僕の)パスで決まるか」と徳田が話す過去3連勝のパターンだった。徳
田は「たまたま入る」と謙遜したが、ネットに出てきた上杉を面白いようにパス
で抜いた。相手バックにはキックサーブやスピンを効かせたショットを打ち込ん
で、高い打点で打たせて上杉のミスを誘った。

■第1セットのタイブレークは、3−2から続けてネットに出てきた上杉をきれ
いなパスで抜いた。最後は焦れた上杉の強引なフォアの連続ミスを引き出して
奪った。第2セットは第3ゲームでブレークを果たすと、その後はサービスキー
プに集中して、危なげなくリードを守り切った。

■同じクラブで練習する同学年のライバル、高橋悠介(三菱電機)が、昨年の大
会で優勝した。徳田は「優勝が目標」と公言して臨んだが、「全日本の独特な雰
囲気に持っていかれて、初戦ではおかしくなるくらい緊張した」。それが、試合
を重ねるほどに硬さが抜けてきた。この日は「硬さが無くて、4試合をやって、
一番リラックスして臨めた」試合だった。「やっと決勝戦に来られた。厳しい戦
いになるのは間違いないが、今できる100%を出せば結果につながると思う」。
徳田が気持ちを新たにして、最後の試合に挑む。         (谷 祐一)

*[ ]内の数字はシード順

【最終日の見どころ】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■第1シードの伊藤竜馬(北日本物産)と第2シードの徳田廉大(フリー)によ
る男子シングルス決勝は、午前11時の開始予定。5度目の決勝となる30歳の伊藤
は、「徳田君は若いので、勢いで戦ってくると思う」と警戒する。一方、初めて
決勝を戦う20歳の徳田は、「伊藤さんは外国人選手みたいにパワーがあるので、
一方的に押されると思う」と話すが、「緩急をつけて、相手に一本でも多く打た
せてミスさせたい」と、持ち味が発揮できる長いラリー戦に持ち込むことを狙っ
ている。2人は初めての対戦となるが、今年は同じチャレンジャー大会を回り、
一緒に練習する機会が多かったので、互いに手の内は分かっている。第1シード
と第2シードの決勝対決は3年ぶり。

■シード勢が総崩れした女子ダブルスは、内島萌夏(昭和の森ジュニアテニスス
クール)/林恵理奈(福井県スポーツ協会)組と寺見かりん(テニスユニバース)/
首藤みなみ(スポーツクリエイト)組によるノーシード対決となった。内島/林
組は今夏のアジア大会代表ペア。男子ダブルス決勝では、第1シードの仁木拓人
(三菱電機)/今井慎太郎(イカイ)組に、ともに19歳という第4シードの清水
悠太(三菱電機)/羽澤慎治(慶応義塾大)組が挑む。      (谷 祐一)
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[三菱 全日本選手権93rd]
開催日:10月27日(土)〜11月4日(日)
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