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タイトル [21]デ杯増刊号 VOL.4.鈴木がスリチャパンを破り、タイに完勝。
配信日時 2005年07月17日00時00分00秒
配信数 12880
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━ DAVIS CUP アジアオセアニアグループ I プレーオフ増刊号 7.17/ VOL.4 ━
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◇貴男が決めた! スリチャパンにストレート勝ち。日本はグループ1残留

デビスカップ・アジア/オセアニアゾーン・グループ I
2回戦プレーオフ[日本×タイ]最終日

【最終成績】○日本 4−1 ●タイ
広報委員・フリーライター 秋山 英宏

第1試合【シングルス3】
鈴木貴男 6-2,6-4,6-4 ●パラドーン・スリチャパン

■自己最高世界ランク9位。スリチャパンは、ここ数年、アジアの男子テニスを
引っ張ってきた。その強さは、鈴木貴男が一番よく知っていたはずだ。公式戦で
過去1勝5敗。デ杯では1勝1敗だが、02、03年と2年連続してAIGオープン
で対戦し、強さを目の当たりにした。しかし、一目置く相手だからこそ、その
“異変”を鈴木は敏感に察知した。

■試合前のウォーミングアップで、鈴木はスリチャパンが「トーンダウンしてい
る」と感じていた。AIGオープンで対戦したときのイメージを頭に描いていた
が、今日は「エネルギーが感じられなかったというか、やる気がないわけではな
いだろうが、それがボールに伝わっていないと感じた」という。

■鈴木自身は、準備万端だった。ナショナルチームのスタッフが収拾したデータ
をもとに、相手の分析も済ませていた。単複3試合目の出場で疲労はあったが、
それ以上に精神面が充実していた。高いモチベーション、そして何より大きかっ
たのは、初日の逆転劇で得た自信。劣勢を挽回して5セットで勝った自信が、
鈴木を一回り大きくしていた。

■相手の異変を察知し、鈴木の自信は“やれる”という確信に変わったはずだ。
立ち上がりの第5ゲームで、早くもスリチャパンのサービスをブレーク。次のス
リチャパンのサービスも続けて破り、主導権を握った。このセット、鈴木のファ
ーストサービスの確率は43%だったが、入ったときは100%ポイントを奪った。

■山場は第2セットだった。先にブレークに成功し、4−3で迎えた第8ゲーム、
鈴木は15−40とサービスダウンのピンチを迎える。ここで鈴木は2本のサービス
エースを放つ。時速213キロと210キロ。最も大事な場面で、最高のサービスを2
本続けた。その後、スリチャパンにはもう1本ブレークポイントがあったが、深
いフォアボレーで切り抜け、ゲームを奪い5−3と引き離す。

■スリチャパンは、日本チームだけでなく、肩の痛みとも戦っていた。ここ数年、
悩まされている肩の違和感。だましだましプレーを続けていたが、この試合で、
その違和感がまた顔を出した。チームの勝利のために力を振り絞るスリチャパン
だが、チャンスを逃すたびに、戦意は少しずつ消滅していくように見えた。

■第2セットは鈴木の6−4。第3セットも鈴木の独壇場だった。サービスゲー
ムはまさに完璧。このセット、鈴木は63%の確率でファーストサービスを入れ、
それをすべてポイントに結びつけた。第5ゲームでブレークに成功し、鈴木は5
−4リードでサービスゲームを迎えた。ここで鈴木は3本のエースをたたき込み、
スリチャパンの息の根を止めた。

■この試合17本目のエースを決めた鈴木は、両足を踏ん張り、力を込めたガッツ
ポーズ。ダブルスパートナーの岩渕聡が最初に駆け寄り、日本チームの歓喜の渦
ができた。殊勲のエースに竹内映二監督が抱きついた。挨拶のため観客席を見上
げた鈴木の顔が、うれし涙でゆがんでいた。

■グループ2残留を決めた「安心感」と、チームのメンバーやスタッフへの「感
謝」の気持ちで思わず溢れた涙だった。「チームのみんながプライドを持って戦
い、勝利を得たこと、そして、相手がタイという強敵であったことにも大きな意
味がある」と鈴木。この3日間、鈴木の見せたパフォーマンスは、まさにエース
の名にふさわしいものだった。

■これで、鈴木のデ杯での勝ち星は単複通算30勝となり、福井烈の28勝を抜き歴
代1位となった。シングルスでの勝利は22、松岡修造を抜いて歴代2位(1位は
福井の27勝)となった。単複合計の出場試合数はこの試合で48となり、最多記録
を更新した。

■今季就任した竹内監督にとってはデ杯戦での初勝利。ファンへの挨拶のため、
コート上でマイクを握った竹内監督は「感激しています」と切り出した。会見で
は「あまりにすんなり勝つことができて、今はホッとしているというのが正直な
ところ」と表情を崩した。鈴木のプレーに関しては「初日の第4セット2−5か
らの逆転で、ひと皮むけたと思う。今日のように完璧なサービスゲームを見たこ
とはない。新しい自分を発見したことが勝利に結びついたのではないか」と絶賛
した。

■この勝利で、日本チームはアジア/オセアニアゾーン・グループ1への残留が
決定。来季はワールドグループ復帰を狙う。


☆新鋭・添田豪がデ杯デビューを白星で飾る!

第2試合【シングルス4】
○添田豪 6-3,6-3 ●ソンチャット・ラティワタナ

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◆取材:広報委員会 / 秋山 英宏
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