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タイトル [337][TENNIS FAN] AIG特集 VOL.4.錦織圭が初戦突破! クルム伊達公子は敗戦にも「手応えあり」
配信日時 2008年09月30日23時17分38秒
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━━━━━━━━ AIG OPEN 特集増刊号 2008. 9/30 AIG VOL.4  ━━━━━━
                            
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◇ 錦織圭が初戦突破! クルム伊達公子は敗戦にも「手応えあり」---------◇

【9月30日 本戦第2日】
2日連続で雨にたたられ、一部の試合をナショナルトレーニングセンターと慶大
室内コートに移して行われた。この日の注目は男子の錦織圭と女子のクルム伊達
公子。錦織は全米16強入りを果たした後の凱旋試合をフルセットの末にものにし
て、出場2度目で大会初勝利を飾った。37歳での現役復帰で話題を集めるクルム
伊達は、第6シードのシャハー・ピアー(イスラエル)にストレートで敗れ、12
年ぶりのツアー復帰戦は黒星となった。このほかの日本人選手は、女子でともに
予選勝ち上がりの藤原里華と不田涼子が2回戦進出。男子の近藤大生、井藤祐一、
伊藤竜馬は敗れた。シード勢が登場した女子では、第1シードのキャロライン・
ウォズニアッキ(デンマーク)は勝ち上がったが、第3シードの鄭潔(中国)は
敗れた。

[女子シングルス1回戦]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○シャハー・ピアー(イスラエル) 6-3,6-1 ●クルム伊達公子

■時を超えて、AIGオープンに“伝説”が帰ってきた。若手に刺激を与えるた
めの復帰から、自分の楽しみのために目的を広げて、クルム伊達公子が主催者推
薦枠で登場した。WTA公式戦の本選出場は11年半ぶり。1回戦の相手は第6シ
ード、「彼女が世界4位のとき私はまだ子どもだった。伝説の選手とプレーでき
てエキサイティング」と言う21歳のピアー。鉄壁の守りとメンタルタフネスが武
器で、たびたび大逆転劇を演じる強豪だ。3階席まで混み合う有明の観客が、か
たずをのんで伝説の復活を見守った。

■緊張か気負いか、ファーストゲームからクルム伊達にミスが目立つ。「リター
ンをたたいて、自分から仕掛ける展開をプランしていた」が、ライジングの打点
があわない。ファーストサーブが入ればよい展開になるが、甘いセカンドサーブ
を逆に押し込まれてしまう。一方のピアーは立ち上がりこそややミスが目立った
が「昨日はイスラエルの新年で、夜更かししてしまったの。試合が進むにつれ調
子は上向きになってきた」と言うとおり、ムーンボールにハードヒットを交えて
堅実なテニスを展開する。

■クルム伊達が自分のリターンミスを大声で叱咤する。スライスやネットプレー
も交える。しかし展開は大きく変わらない。第1セットを3−6で落とし、第2
セットは肉体的な疲れも出てきたか、一気に0−4となる。単発ではよい動きの
ポイントもあったが、振り回されて力の入らないミスが目立つようになった。集
中力も落ちてきたようなミスも出て、最後は1−6。やはり11年半ぶりのWTA
ツアー復帰第一戦は、世界36位(自己最高15位)の鉄壁のテニスの前に完敗とな
ってしまった。

■「思ったよりはついていける手ごたえがあった」「自分のテニスを出せた感覚
もあった」「復帰5ヶ月で11年半のブランクは埋まらなくて当然だが、負けて悔
しく、また揉まれればチャンスが出てくる感覚もある」と、クルム伊達は淡々と
語った。疲労回復やスタミナに問題はなかったとのことだが、観客の多くは球の
重さ、動きのコンスタントさ、大事なポイントでのショットの精度に、ピアーと
の力の差を感じたはずだ。ピアーの言うように「昔風のテニス、過去のプレーヤ
ー」なのかもしれない。しかし、誰も届かなかった世界を体で知るクルム伊達だ
けの「感覚」が、彼女のテニスを、そして伝説を、これからも支え、押し上げて
いく。                           (倉沢鉄也)

[男子シングルス1回戦]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○錦織圭 7-6(3),6-7(5),6-2 ●ロバート・ケンドリック(米国)

■火曜日にもかかわらずスタンドを埋めた観客は5600人余り。NHK、民放全6
局のテレビカメラがそろい、記者、カメラマンを合わせて約120人の取材陣が有
明に詰めかけた凱旋試合。1年ぶりの日本でのプレーに、「試合前は負けること
ばかり考えていて、やりたくない気持ちもあった」と緊張していた錦織だったが、
試合が始まると「楽しくプレーできた」と得意の「エア・ケイ」も披露して、大
会初勝利に会心の笑顔を浮かべた。

■球足の速い有明のコートではサーブが強力な武器になる。190センチの長身から
時速200キロのサーブを打ち込んでくる元世界ランク77位のケンドリック相手に、
簡単にサービスブレークができないことは分かっていた。ただ、錦織が弱点と自
覚している自分のサーブも、要所でコーナーに決まった。なかなか相手サーブを
破れなくても、自分のサービスゲームで重圧を感じることはなかった。「相手の
サーブが良かったので、このコートではどうしようもない。チャンスはいずれや
って来ると思っていた」

■ともにブレークを許さず、タイブレークの末にセットを取り合って迎えたファ
イナルに、ようやくチャンスが訪れた。2−2の第5ゲーム。リターンエースに
相手ミスも加わって30−40とすると、最後はセンターを襲った164キロのサーブ
をストレートに抜いて、待望のブレークをものにした。先行しながら第2セット
を落として「気持ちがダウンしていた」という錦織だったが、これで勢いを取り
戻した。第7ゲームも相手サーブを破って勝利を確実なものにすると、余裕が出
た第8ゲームでは、相手の浮いた返球を直接「エア・ケイ」で打って決め、スタ
ンドを大いに沸かせた。「(エア・ケイは)頭の片隅にはありました。あのポイ
ントが一番盛り上がってくれた。試合はすごく楽しかった。暖かい声援を感じ、
やりやすかった」。錦織はプロ転向後の日本初勝利に感激の面持ちだった。

■2回戦の相手は第16シードのギリェルモ・ガルシアロペス(スペイン)。「サ
ーブが特別速いとか、前に出てくる選手ではないので、このコートではやりやす
い」と冷静に分析する錦織。日本男子として全米オープンで1937年以来となる4
回戦進出を果たした18歳だけに、ファンが1回戦突破だけで満足してくれないこ
とは分かっている。                       (谷祐一)

[本戦第3日の見どころ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
錦織はガルシアロペスと対戦。フェレール、ロディックら上位シードも登場

■国内初勝利を飾り2回戦に駒を進めた錦織圭が、センターコート第3試合で第
16シードのギリェルモ・ガルシアロペス(スペイン)と対戦する。両者は初対戦。
ATPランキングでは、錦織の85位に対してガルシアロペスは62位だが、乗り越
えられない壁ではないだろう。1回戦突破後の会見では「ストロークをしっかり
打ってくる選手なので、打ち負けないようにしたい」と錦織。勢いに乗って18歳
の“王子”が3回戦進出を狙う。

■いよいよ男子もシード選手が登場。昨年の覇者、第1シードのダビド・フェレ
ール(スペイン)、第2シードのアンディ・ロディック(米国)、第3シードで
大会初出場のフェルナンド・ゴンサレス(チリ)、昨年は決勝で涙をのんだ第4
シードのリシャール・ガスケ(フランス)と注目選手が目白押しだが、なかでも、
見逃せないのはAIGオープン初登場のロディックだ。有明の速いサーフェスは
ビッグサーバーに有利なだけに、サービスエースの山を築くだろう。

■日本勢では、鈴木貴男が第15シード、イタリアのシモーネ・ボレリ(45位)と
対戦。女子ダブルスではクルム伊達公子、藤原里華組がペトラ・チェトコフスカ、
ルーシー・サファロバのチェコペアと、波形純理、米村明子組がイベタ・ベネソ
バ(チェコ)、シャハー・ピアー(イスラエル)組と顔を合わせる。(成瀬悦朗)

※天候不良が予想されるため、一部の試合は別会場で行われる予定です。有明コ
ロシアム(有明テニスの森公園)以外の試合は、施設の都合により、観戦、はで
きません。ご了承ください。

※[JTAテニス!オンライン]では、有料会員スペシャルコンテンツとして10月
3日まで、センターコートでの試合をライブ配信します。詳細は下記のホームペ
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