★★★ JTA オフィシャルメールマガジン Tennis Fan ★★★

タイトル [349]【JTA/TENNIS FAN #222】 ニッケ全日本テニス選手権大会・クルム伊達、瀬間(友)が女子シングルス決勝へ!守屋が松井を下し4強入り
配信日時 2008年11月15日00時21分03秒
配信数 12880

財団法人日本テニス協会発行・オフィシャルメールマガジン【テニスファン】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/11/14 VOL.222 ━━━
 ┏━━┓ For All The People Who Love Tennis!
 ┃\/┃
 ┗━━┛           T┃E┃N┃N┃I┃S┃★┃F┃A┃N┃
                ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【11月14日 本戦第6日】
小春日和となった有明テニスの森公園。女子シングルスは準決勝2試合が行われ、
注目のクルム伊達公子(エステティックTBC)が第1シードの中村藍子(ニッ
ケ)に完勝、16年ぶり3度目の決勝進出を決めた。第9シードの瀬間友里加(ピ
ーチ・ジョン)は、第3シードで05年準優勝の米村知子(アジアパートナーシッ
プファンド)を破って初の決勝進出。男子シングルスは準々決勝。第1シードの
添田豪(ミキプルーン)は第7シードの岩見亮(北日本物産)に快勝し、3年ぶ
り3度目の準決勝進出。ワイルドカードで出場した18歳の高校生、守屋宏紀(荏
原SSC)は第6シードの松井俊英(ミキプルーン)を下す連日の殊勲で初の4
強入りを決めた。高校生の4強入りは92年のトーマス嶋田以来、16年ぶり。岩渕
聡(ルネサンス)と伊藤竜馬(ミキプルーン)も4強入りを決めた。

[女子シングルス準決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○クルム伊達公子(エステティックTBC) 6-3,6-3 ●中村藍子(ニッケ)

■38歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)が、センターコートを軽快に
走り回った。2連覇を狙う第1シード中村藍子(ニッケ)との準決勝は、ともに
ナイスショットを連発する好試合。緊張感あふれる中、速い展開で攻め合ったが、
「今の伊達さんはコートの中をしっかり走れている」と中村を驚かせた守備力を
発揮したクルム伊達が、ストレートセットで前回女王を退けて、決勝に勝ち上が
った。

■第1セットで先手をとったのは中村。第3ゲームで相手サーブを破り、続くサ
ービスゲームも40−0とリードした。しかし、ここから第1サーブが入らずに、
リターンから攻めるクルム伊達に押されて連続でポイントを失う。デュースから
は苦し紛れのドロップショットを切り返され、最後はフォアがアウトして追いつ
かれた。「あそこを取っていれば、流れが変わっていたと思う。取りきれなかっ
たのが悔しい」と中村が振り返ったターニングポイントだった。

■「東レPPOのころに疲れのピークを感じていたが、このところは良い状態が
続いている」。クルム伊達はコンディションも上々で、足がよく動いた。中村の
振り回しにも、素早いコートカバーで対応し、鋭いショットで切り返した。攻め
込んだショットが決まらず、じれた中村にミスも出て、試合は徐々にクルム伊達
のペース。第8ゲームで中村のサーブを破って第1セットを押し切ると、第2セ
ットは第1ゲームをブレークして、試合の主導権を渡さなかった。

■16年ぶりの決勝進出に、「決勝に来れるとは予測していなかった」と驚きを隠
さないクルム伊達。ただ、準決勝の内容は、「藍子ちゃんのやってくることが読
めたし、体もついていった」と納得の様子だ。91〜92年と連覇した時は、世界に
目を向けるために「何が何でも優勝しないといけない」と思っていたが、今回は
ちょっと違う。「どうしてもタイトル、というのはない」。12年のブランクから
復帰して、求めているプレーがある。「ショットの質、体の反応。思っているこ
とに追いつかない部分がまだある」。決勝の舞台でも「求めていることにどう近
づけるか」を考えてプレーする。今のクルム伊達には求道者の雰囲気もある。 
                              (谷 祐一)
[女子シングルス準決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○瀬間友里加(ピーチ・ジョン) 6-4,6-4 
●米村知子(アジアパートナーシップファンド)

■速いフラット系のボールを駆使して積極的にポイントを取りにいく第3シード
の米村知子(アジアパートナーシップファンド)。緩急をつけたトップスピン系
のボールで相手のミスを誘う第9シードの瀬間友里加(ピーチ・ジョン)。対照
的なプレースタイルの両者が対戦した準決勝は、瀬間が米村の攻撃をかわしなが
らポイントを重ね、ストレート勝ち。初の決勝進出を果たした。

■「序盤は緊張していてサーブの調子が良くなかったが、リターンの調子が良か
ったので持ち直すことができた」と瀬間。第1ゲームでいきなりサービスを落と
したが、すぐにブレークバックし、リズムを取り戻す。トップスピン中心のスト
ロークがベースラインを深くつき、米村は踏み込んで打つことができない。ロン
グラリーのガマン比べに先に音を上げたのは米村だった。強引な攻撃がミスにつ
ながり、天を仰ぐ場面が何度もあった。

■5−3からの第9ゲームでブレークバックを許したが、次のゲームで瀬間は持
ち前の守りの強さを発揮した。打っても打っても返ってくる瀬間のボールに根負
けした米村はエラーを続け、6−4で瀬間が第1セットを先取する。第2セット
も第9ゲームのブレークで追いつかれたが、続く第10ゲームを瀬間が奪い、ゲー
ムセット。僅差ながら要所を締めた瀬間が米村を沈めた。

■「AIGオープンの予選2回戦でも対戦しているし、相手がどんなプレーをす
るかも分かっていた。粘り強くプレーできたと思う」。相手に合わせることなく、
終始自分のテニスを貫いた瀬間。「決勝は緊張すると思うが楽しんでプレーでき
ればと思う。左利きの自分の持ち味を出せるかがカギ」。試合後、涙を見せた21
歳。初の大きなタイトルに向け、明日は大きな挑戦となる。   (成瀬悦朗)

[男子シングルス準々決勝]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○守屋宏紀(荏原SSC) 7-6(2),5-7,6-3 ●松井俊英(ミキプルーン)

■日本テニス界の将来を担う若き才能が、2回戦、3回戦に続き、素晴らしいパ
フォーマンスを見せた。この日の相手は第6シード松井俊英(ミキプルーン)。
守屋宏紀(荏原SSC)はシャープなグラウンドストロークと、18歳とは思えぬ
戦術眼で、4年連続4強の松井に対抗。3時間16分、フルセットの激戦を制し、
準決勝に駒を進めた。

■守屋は終始、落ち着き払っていた。盛んにネットに出てくる松井に、トップス
ピンロブが決まる。コースを突いたパスが抜けていく。全日本の準々決勝という
舞台に臆することなく、守屋は自分のテニスを貫く。第1セットをタイブレーク
で制すると、第2セットこそ逆転で落としたものの、ファイナルセットは第3、
第9ゲームをブレーク、松井には一度もブレークを許すことなく、熱戦に終止符
を打った。

■3戦連続で上位シードを撃破。しかも、倒した相手は優勝経験者1人、準優勝
経験者2人と凄まじい。「2回戦で本村さんを倒したのが自信につながっている」
と守屋。「自分は挑戦者なので、失うものはないという気持ちで一戦一戦、戦っ
ている。競った場面でも強気でプレーできているのが良い結果を招いているのだ
と思う」。

■準決勝の相手は伊藤竜馬(ミキプルーン)。「先に攻撃していきたい」と力強
く抱負を述べた守屋。高校生の準決勝進出は、92年のトーマス嶋田以来16年ぶり
となる。                          (成瀬悦朗)

【本戦第7日のみどころ】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クルム伊達に瀬間(友)が挑む女子単決勝。
男子単の守屋は19年ぶりの高校生ファイナリスト成るか

■女子シングルス決勝は、第7シードのクルム伊達公子(エステティックTBC)
と第9シードの瀬間友里加(ピーチ・ジョン)の顔合わせ。クルム伊達は16年ぶ
り3度目、瀬間(友)は初めての決勝となる。「全日本を一つの目標としてやっ
てきた」と話すクルム伊達は、38歳という年齢を感じさせない動きで、危なげな
く勝ち上がってきた。第1シード中村藍子(ニッケ)との準決勝でも、中村に
「動き勝ち」という快勝だった。一方、粘り強い守備が持ち味の瀬間(友)は、
準決勝までの4試合で1セットも落とさぬ快進撃。8セットを戦って計19ゲーム
しか相手に許していない。初対戦となる2人だが、低い弾道のショットで速い展
開を見せるクルム伊達の攻撃力と、相手に簡単にはポイントを与えぬ瀬間(友)
の守備力の勝負になりそう。瀬間(友)の左利き独特のスライスサーブ対策も試
合のポイントになる。クルム伊達が優勝すれば2連覇を果たした1992年から15年
のブランクを挟んでの「出場大会3連覇」という快挙となる。

■男子シングルスの準決勝2試合は、好対照の対戦となった。トップハーフは第
1シードの添田豪(ミキプルーン)、第3シードの岩渕聡(ルネサンス)と実力
者が順当に勝ち上がった。24歳の添田は3年ぶり3度目の準決勝。33歳の岩渕は
優勝した一昨年以来、7度目のベスト4になる。悲願の初優勝を目指す添田にと
って岩渕は、唯一、決勝に進んだ05年に敗れた因縁の相手。添田は「岩渕さんも
気合を入れてくると思うけど、前の決勝のリベンジをしたい」と雪辱に燃える。
2人は先月、韓国・釜山チャレンジャーで当たり、この時は添田がストレートで
勝っている。ただ、全日本での実績は岩渕が一枚上。岩渕は「全日本は独特のも
のがある。一発勝負ならチャンスはある」と、ランキングでは上を行く後輩にひ
と泡吹かせるつもりだ。

■ボトムハーフで4強に残ったのは、20歳の伊藤竜馬(ミキプルーン)と18歳の
守屋宏紀(荏原SSC)というフレッシュな2人。第4シードの伊藤は2年連続
の準決勝になる。神奈川・湘南工科大付高3年の守屋は、2回戦で第2シード本
村剛一(北日本物産)、3回戦では昨年準優勝の第11シード權伍喜(ミキプルー
ン)、準々決勝では第6シード松井俊英(ミキプルーン)と、シード勢を連破し
て、男子で台風の目となっている。伊藤は「相手はフューチャーズで準優勝して
いて、プロと同じレベルの選手。ジュニアとか考えず、普通にやっていきたい」
と油断はない。一方の守屋は、「勢いもあるけど自分のテニスも良くなっている」
と勝つごとに自信を深めている。「このまま自分のテニスに集中したい」という
守屋が、2年先輩となる伊藤の胸を借りる一戦だ。       (谷 祐一)

※試合会場は冷え込みます。観戦にお越しの際は防寒具の用意をお忘れなく!

※その他、試合のリザルトやオーダーオブプレー(試合スケジュール)など、
大会に関する詳細は下記ホームページをご覧下さい。

【第83回ニッケ全日本テニス選手権大会ホームページ】
http://alljapantennis.jp/nikke83rd/

【JTA OFFICIAL ライブスコア】
http://scoreboard.jta-tennis.or.jp/alljapan83rd/index.html

【本戦入場券(無料)はこちらから】
http://alljapantennis.jp/presents/index.jsp

【テレビ放送予定】
[NHK教育]
11月15日(土) 15:00〜(16:30) 女子決勝(録画)
11月16日(日) 15:00〜(16:30) 男子決勝(録画)
※上記はいずれも天候等の事情により変更されることがあります。
「NHKスポーツオンライン」他でご確認ください。

「NHKスポーツオンライン」
http://www.nhk.or.jp/sports2/tennis/tennis.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆発行   財団法人 日本テニス協会   発行部数 11.826部
〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館4F
      TEL.03-3481-2321 FAX.03-3467-5192
      http://www.jta-tennis.or.jp/
◆取材:広報委員会 / 秋山 英宏、成瀬 悦朗、谷 祐一
◆編集:広報委員会 / 尾崎 智子
◆配信責任者:広報委員長 / 八田 修孝
 mailto:mail@jta-tennis.or.jp
◆登録・解除・アドレス変更は下記にてお願いいたします。
 http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/index.html
◆当メールマガジン[TENNIS FAN]の記載転用の際にはご連絡をお願い致します。
 Copyright (C) 2001 All Rights Reserved by Japan Tennis Association
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


以上 (「Tennis Fan」は「まがCGI」を利用して配信されています)
まがCGI©Copy Right 2001 Chama.ne.jp All Rights Reserved